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③ インプレッサスポーツワゴングラベルEX

レガシィに乗っていた当時は、林道を走ることが多くなり、埼玉・群馬・長野県境の
未舗装路をよく彷徨っていた。クロカンで往くような道ではなく、いわゆるフラット
ダートを探して気分よく走っていたのである。

そのレガシィの後を受け継いだのが、インプレッサグラベルEX(AT)だった。
希少車といわれるが、またなんでこのマシンかというと、最低地上高がノーマルより
30ミリ高い、というのが少しくすぐられる部分だったかもしれない。どうせなら50
ミリ位上げておいて欲しかったが。

スポーツブルー&シルバーのツートン色のボディに、大げさなグリルガードと背面
スペアタイヤで武装した姿は、運転していてちょっと恥ずかしい気がしていたから
近所の自動車工場でグリルガードだけは外してもらった。後ろのスペアタイヤはカバ
ーがかかっていたが、とっとと外してタイヤむき出しにしておいた。時々レガシィに
履かせていたゴールドのスピードラインを背中に一本背負ってドライブに出掛けた。
興味を示したのか、高速道路を走るといつまでも後ろをついてくるWRXが絶えず、
SAに入るとすぐそばに停車してグラベルEXを観察していたりした。ちなみにスピ
ードラインに装着していたのはPOTENZA RE360であった。

内装のレベルはレガシィに比べるとランクが下がるが、これは致し方ない。デザイン
は洗練されつつあるが、まだまだ荒削りな風味が残っている。ウインドウのスイッチ
の投げやりにもみえる造形や、ラゲッジスペースの床板がベニヤ板の上にフェルト
を置いただけだったりするところは、なにか間抜けな感じが拭えなかった。
シフトレバーは本革巻のなかなかいいしつらえで、ATではあるがボクサーの鼓動が
伝わってくるあたりが、スバル車ならではの味わいであろう。アクセルをじわっと
踏み込めばEJ20ターボの咆哮が耳をくすぐり、めくるめく加速感が三半規管をおか
しくした。

なにしろグラベルEXである、リアゲートの開けにくいことといったら!!
キーでリアタイヤキャリアのロックを解除し、ノブを握って引っ張れば、右ヒンジの
キャリアがスーッと・・・・・動かない。ロック部分がシブくて、手前に引き出すの
にちょっとしたコツが要る。「せーの、エイッ!」と気合を入れないと外れない仕組
みになっているのである・・・??
私の車だけの仕様だったかもしれないが、それもまたスバル。

スピードラインを履かせると流石にサマになる。車高が上がっている分、タイヤハウス
の隙間が大きいのだが、ここがグラベルEXのキモであり、グラベルコースを行く腰高
のラリーカーを連想させた。他はHKSのマフラーに換えたくらいに留まったが、レガ
シィ+フジツボに比べるとやや下品な音がしていた印象である。

Impgrv_2

背面タイヤにサイクルキャリアを装着し、自転車を積んで出掛けた日には大変である。
クルマの全長が長くなって仕方がない 。それに積んだままリアゲートを開けるのも
難儀である。めでたくリアゲートが開いた状態を想像して欲しい、手前90度に引き
出されたスペアタイヤだけでもデカイのに、それにおっかぶさるようなサイクルキャ
リアにチャリンコが2台もくっついているのである。前向き駐車は当然のこと、右隣
に他の車がいないのも必要条件だったりして、いろいろ勉強させてもらった(涙)

ゴールドのホイールを履くインプレッサが街中に多くなってきてはいたが、ローダウン
するWRXこそ見かけるものの、その逆をいくグラベルEXはほとんど見られなかった。
あたかも夜行性の希少動物のようである。そのオーナーはといえば随分な天邪鬼
なのだろう。我ながら当たっている指摘だと思うが、ますます襟を正さねば。
本当にグラベルEXを見かけることは滅多になく、半年に1回遭遇するかどうかという
ところだったろう。 相手ドライバーと目が合うようなことがあれば「お元気で!」
てなもんである。同病相憐れむ、というのが適切かどうかわからないが、ある種の
病気と言えなくもない。

「瀬戸大橋~鳴門~道後温泉~瀬戸内海フェリー~天橋立行」というドライブが
こいつの最長不倒記録である。さすがに車内泊は無理だったが、フェリーの中で
朝食をとりながら明石海峡大橋の下をくぐった場面が思い出される。鳴門の渦潮、
砥部・出石の焼き物の里巡り、丹後由良での海水浴などてんこ盛りであったが、
少ないラゲッジスペースながら、このグラベルEXは沢山の思い出を積んで帰って
きたのである。

こいつの次の愛車は、インプレッサとは全然違うモノになるのだが、仮にスバルが
水平対向エンジンを積むミニバンを出すことになれば、必ず手に入れることになる
だろう。できればレオーネ時代のようなドコドコ音を出すのが理想だけれど、それ
は無理としても少なくとも直4のような音色は望んでいないわけで、現行レガシィ・
インプレッサのようなソフィスティケイテッド・ボクサーでは困るのである・・・
まぁコレは個人的な希望!

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コメント

初めまして、こんにちわ。(_"_)ぺこり

ネットで「グラベルEX」を検索してたら辿り着きました。f(^^;ぽり

この記事がいつ書かれたものなのか、日付が見当たらなかったのですが、ちょっとだけコメント残していこうかな、と。。

現在、「グラベルEX」乗っております。
はっきり言ってじゃじゃ馬です。(笑)
おととしの夏にオカマ掘られた時、あの!スペアタイヤカバーがグシャグシャになってしまった時は、もぅオリジナルの侭で居るのは無理か、と半泣きで諦めたのですが、なんと現在も尚、「あの」タイヤカバーを着けて走行しております。(笑)

じゃじゃ馬はじゃじゃ馬ながら、可愛いモンです。(笑)

投稿: トオル | 2007.01.16 20:05

トオルさん、はじめまして。
現役グラベルEX乗りの方からコメントを頂くなんて、、、良い年になりそうです。
このマシンに乗ること自体物好きというか・・(失礼!) おっしゃるとおりのじゃじゃ馬ですけど、普通のインプレッサとは違ういじり方が出来るのも魅力ですし、実に愛すべきマシンですね! ぜひ大事に乗り続けて下さい。どこかで見かけたら手を振りますから(笑)
記事は去年の夏頃書いたのですが、グラベルEXとは平成8年から4年間の付き合いで12万キロ近く乗りました。子供が大きくなってきたので手放したわけですが、「別れても好きな人」です♪

投稿: FLAT4 | 2007.01.17 19:19

I had a dream to make my company, nevertheless I did not earn enough of money to do that. Thank heaven my mate recommended to take the business loans. Thus I used the consolidation loans and realized my desire.

投稿: Patsy24BURNS | 2012.08.28 20:18

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